夏の定番!空心菜とにんにくの塩炒め(食べ方・レシピ付き)
少し前からよく見かけるようになった、空心菜(くうしんさい)。東南アジアや中国では定番の食材で、葉物が少なくなる夏の時期に旬を迎えます。
でも、「空心菜ってどんな野菜?」「おいしい食べ方がよく分からない」と思っていませんか。
実は、私は空心菜が大好き!毎年夏になると、空心菜をモリモリ食べています。
そこで、この記事では、空心菜の特徴や栄養と共に、空心菜のおいしい食べ方・レシピを紹介します。
〇この記事を書いた人…薬膳と郷土料理の研究家:松橋かなこ

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空心菜ってどんな野菜?

空心菜は、見た目と味がホウレンソウによく似ています。朝顔に似た花が咲くため「朝顔菜(アサガオナ)」と呼ばれることもあります。
空心菜の特徴は、その名前の通り、茎の内部が空洞であること。シャキッとした食感があり、クセが少なくて食べやすいです。
茎と葉の両方を料理に利用でき、炒めものやスープ、煮物など幅広い料理に使うことができます。
空心菜はタイ・ベトナムでは定番の野菜
空心菜はタイやベトナムなど東南アジアで一般的な野菜。また、中国料理でもよく見かけます。
私はかつてバックパッカーとして世界35ヶ国を旅していましたが、アジアの国々では空心菜を食べる機会が数多くありました。
最近では、夏になると日本のスーパーでも見かけるようになりました。暑さに強い貴重な葉物野菜として、国内でも栽培が進んでいます。
空心菜の栄養・効果効能
空心菜には、ビタミンA・B・C・Eのほか、葉酸や鉄分、カリウム、食物繊維などが多く含まれています。ほうれん草と比べても、栄養価が高い野菜です。
β—カロテンやビタミンEは、油と一緒に炒めることで吸収率が高まります。空心菜は「炒めものにぴったりの野菜!」といえそうです。
空心菜とほうれん草の違い

ほうれん草との大きな違いは、エグミの原因になる「シュウ酸を含んでいない」ということ。アク抜きをする必要がないので、料理に使いやすいのが特徴です。
空心菜のおいしい食べ方・レシピ
ここでは、シンプルな一品「空心菜とにんにくの塩炒め」とともに、おすすめのアレンジ方法を紹介します。
空心菜とにんにくの塩炒め
空芯菜は、薬膳では「身体の熱を取り余分な水分を排出する効果がある」といわれています。
ただし、身体を冷やしやすい野菜なので、夏でも冷えやすいという人は要注意!そこで今回は、身体を温める作用のある「ニンニク」を加えて、シンプルな塩味の炒めものにしました。

材料(2人分)
- 空心菜 1袋(150g位)
- にんにく 1~2片
- 酒 小さじ2
- 塩 ふたつまみ
- ごま油 小さじ2~3
- 黒コショウ(お好みで)少々
作り方
- 空芯菜はよく洗ってから5~6cmの長さに切り、茎と葉にわけて、茎に近い方は手で割いておく(こうすることで、味の入り方が良くなります)。
- ニンニクはみじん切りにする。
- フライパンにごま油とニンニクを入れて香りが出まで弱火で加熱する。
- ニンニクの香りが出てきたら、火を強めて空芯菜の芯、葉の順に加えてさっと炒める。
- 4のフライパンに、酒と塩を加える。全体をさっと混ぜたら、蓋をして弱火で1~2分加熱する。
- 蓋を開けて水分を飛ばせば、できあがり。お好みで黒コショウをふる。
ナンプラーやオイスターソースで作るのもおすすめ
空心菜は、ナンプラー(魚醤)やオイスターソースとも相性が良いです。塩味に飽きたら、ナンプラーやオイスターソースで味付けを変えたり、ネギ類やきのこ類などの具材を加えたりしてアレンジするのもおすすめ。
空心菜をおいしく食べて、夏の暑さを乗り切ろう

東南アジアでは定番の野菜「空心菜」は、ホウレンソウにも匹敵するほど栄養がたっぷり含まれています。
空心菜は、葉物が少なくなる夏場に出回る貴重な野菜。シャキシャキとした食感があり、シンプルな食べ方でおいしく味わうことができます。
空心菜を見つけたら、ぜひ手にとって味わってみませんか。旬の食材のパワーで、夏も健やかに過ごせますように。
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