ドングリ(マテバシイ・スダジイ)は煎るだけでおいしい!簡単な食べ方・レシピを紹介

秋になるとよく見かける、ドングリ。ドングリは栄養豊富な食材ですが、「ドングリ=食べるもの」という認識は通常あまりないのではないでしょうか。

かくいう私自身は、ある取材のお仕事がきっかけで、今年の秋は「マテバシイ」というドングリを毎日のように食べています。

ここでは、ドングリの歴史や栄養と共に、簡単でおいしい食べ方・レシピを3つ紹介します。

〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

↑「食事で心身を整えたい」という女性に向けて、養生ごはん無料動画講座をプレゼント中!ご希望の方はこちらからご登録ください。

ドングリの歴史と栄養成分

ドングリは古代から日本人に親しまれてきた食材です。

縄文時代には主食の一部として用いられ、戦国時代には保存食として重宝されました。

現代でも、韓国などではドングリを食べる食習慣があり、郷土料理や伝統食としての魅力があります。

ドングリの栄養成分とは

ドングリは、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富な食材です。抗酸化物質が含まれていて、アンチエイジングにも効果が期待されています。

ドングリのコロコロした姿を眺めていると「気持ちが癒される」「子どもの頃を思い出す」という人も少なくありません。

実際の栄養価だけでなく「私たちの心にも栄養を与える素材」といえそうです。

ドングリは20種類以上!下処理不要のマテバシイやスダジイがおすすめ

ドングリには、日本国内だけでも20種類以上の種類があります。その中でも特に食べやすく、アク抜き(下処理)が不要なドングリとして知られている代表的な品種がマテバシイとスダジイです。

これらのドングリは、自然の味を手軽に楽しむことができて、初心者にもおすすめです。

↓マテバシイの木。常緑で葉にツヤがあるのが特徴です。

マテバシイ

マテバシイのドングリは、甘みがあり、そのままでもおいしくいただけます。皮も柔らかく、食感が良いのが特徴です。

軽く焼くことで、香ばしさが増し、さらに美味しさが引き立ちます。また、乾燥させて粉にしても使えるため、パンやお菓子の材料としても人気があります。

スダジイ

スダジイは、しっとりとした食感が魅力で、こちらもアク抜きが不要です。

ほのかな甘みと豊かな風味があり、そのままおやつとして楽しむことができます。

スープや煮物に加えるなど、料理にもぴったりです。

マテバシイの簡単でおいしい食べ方3つ

今回の記事では、マテバシイの食べ方を3つ紹介しますね。

<おすすめ1>マテバシイのロースト

マテバシイが手に入ったら、まずはそのまま煎って食べてみましょう。

作り方は、厚手のフライパンなどを使って、弱火で気長に煎るだけ!割れ目ができれば、完了です。

キッチンバサミなどで殻を割って、中身を取り出します。

冷めると固くなるので熱いうちに食べるのがおすすめです。

<おすすめ2>マテバシイの炊き込みごはん

「栗ごはん」のようなイメージで、マテバシイとお米を炊き込むのもおいしいです。素朴な味わいがクセになるおいしさ!

分量は、お米2合に対して、マテバシイ20~30粒、酒大さじ1、塩小さじ1/2が目安です。これを通常と同じように炊きます。

<おすすめ3>マテバシイのドングリクッキー

アーモンドやくるみなどのナッツを使う感覚で、マテバシイを使ってクッキーを焼くのもおすすめです。

子どもの頃の想い出がよみがえってきそうな一品です。親子で手作りするのもいいですね!

森を感じるwebメディア「響hibi-ki」にて取材記事が公開されました!(ドングリクッキーのレシピ付)

こちらから、記事全文をぜひご覧くださいね。

響 hibi-ki | 自然を味わう手しごと vol.4「ドングリ」を味わって秋を満喫

自然を楽しむ達人・瀧川正子(たきかわ・まさこ)さんとの対話を通して、自然の恵みを味わう手しごとを紹介する連載シリーズ。葛粉、タンポポコーヒー、コナギに続いて、…

ドングリをおいしく食べて健やかに過ごそう

ドングリは秋の自然の恵みであり、眺めるだけでなく、栄養豊富で食べて楽しむこともできます。

マテバシイやスダジイなどは、アクが少ないので下処理が不要なのも嬉しいポイントです。

ぜひマテバシイなどのドングリを手に入れて、秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。

自然の恵みに触れて、身体の内側から健やかに過ごせますように。


▼「食事を見直したい」「食事で心身を整えたい」という女性に向けて、期間限定で【薬膳×おばあちゃんの知恵=養生ごはん】の無料動画講座をお届け中です。ぜひご活用ください。

(詳細は、上の画像をクリックしてご覧ください。数十秒で登録いただけます)