話題の「紫山芋」の食べ方・レシピ|お好み焼きやかるかん、天ぷらにも
秋から冬にかけて、旬を迎える「山芋」。薬膳では、滋養強壮やエイジングケアにおすすめの食材です。
では、「紫山芋」をご存知でしょうか? 美しい紫色が特徴で、巷ではひそかな話題になっています。
今回は、紫山芋の特徴や効能と共に、簡単に楽しめる食べ方・レシピをご紹介します。紫山芋ではなく、普通の山芋でも作れますので、ぜひ参考にしてみてください。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ
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紫山芋の薬膳的効能と栄養成分
薬膳では山芋は「気を補う」働きがあり、滋養強壮や老化防止に役立つ食材といわれています。
紫山芋の鮮やかな紫色は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」によるもの。眼精疲労や視力低下の改善などにも効果が期待されています。
また、山芋に含まれる食物繊維には整腸作用も期待されています。
紫山芋の食べ方・レシピ|とろろやお好み焼き、かるかん、天ぷらに
紫山芋は、普通の山芋と同じように食べることができます。
皮を剥いてすりおろすと、鮮やかな紫色!粘り気が強く、ほんのりと甘味があります。
すりおろした紫山芋に出汁や醤油を加えると「とろろ」として楽しめます。
また、独特の粘り気を活かして「お好み焼き」の生地に使うのもおすすめです。
ここでは、料理にもおやつにもなる「紫山芋のおやき」のレシピをご紹介しますね。
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<材料> 作りやすい分量
- 紫山芋……中1本(普通の山芋で作ってもOK。長芋など水分の多い芋を使う場合は、片栗粉などを加えると生地がまとまりやすいです)
- あおさのり……大さじ1/2~1
- ごま油……小さじ2~3
- しょうゆ……少々
<作り方>
1.紫山芋を皮をむいてすりおろす。
2.1にすりおろした紫山芋にあおさのり、しょうゆを加えて混ぜ合わせる。
3.手のひらに適量を取り、丸めて平たく成形する。
4.フライパンにごま油を熱し、3の生地を両面が香ばしく両面焼く。
かるかんやてんぷらに使うのもおすすめ
紫山芋は、独特の食感を活かして鹿児島の郷土菓子「かるかん」に使うこともできます。
かるかんに紫山芋を加えることで、よりモチモチした食感になり、風味も豊かになります。
また、てんぷらにすれば、サクサクした衣の中に紫山芋の甘さが広がり、絶妙な味わいに。どちらもシンプルながら、紫山芋の特徴を活かした一品に仕上がります。
紫山芋で滋養をつけて健やかに過ごそう
巷で話題の「紫山芋」には、気を補う作用があり、免疫力向上やエイジングケアにもおすすめです。
定番のとろろのほか、おやきやてんぷらなどで気軽に食べることができます。
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紫山芋を見つけたら、ぜひ手にとって味わってみてくださいね。旬の食材をおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。