冷え予防にも。殻付きくるみのおいしい食べ方|オーブンを使う方法も紹介

ナッツ類の健康効果が多方面でいわれるようになりました。「おやつにナッツを食べている」という人もいるかもしれません。

ナッツの代表格「くるみ」は今が旬!輸入物が多いですが、国産のものもあり、特に、殻付きのものは風味が格別です。

今回は、殻付きくるみの薬膳的効能と共に、簡単な炒り方(フライパンやオーブンを使う方法)や、加熱しない食べ方についてもご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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くるみの薬膳的効能と栄養成分

薬膳ではくるみには、身体を温める働きがあり、脳の活性化や肺の機能アップにも役立つといわれています。

冷えやすい方や脳が疲れやすいという方は、おやつや料理に使って食べるのがおすすめです。

くるみなどのナッツ類にはオメガ3系脂肪酸などの良質な油分が含まれていますが、「酸化しやすい」という欠点があります。

殻付きくるみの場合、固い殻がくるみの味や栄養を守ってくれています。香ばしさと苦味など、独特の風味は殻付きのくるみならではのおいしさです。

殻付きくるみの食べ方・レシピ

殻付きのくるみの食べ方は、①水に一晩浸して、②香ばしく煎るだけ(10分程度)。

水に浸すことで、固い殻が柔らかくなります。

また、煎ることによって、固い殻にスキマができるので、ナイフなどで殻を開きやすくなります(それでも開きにくい場合は、キッチンバサミや栗剥き機などを使ってください)。

煎りたては風味も格別~~!温かいうちに召し上がってくださいね。

オーブンを使った殻付きくるみの食べ方

殻付きくるみは、フライパン以外に、オーブンで加熱して食べることもできます。

天板にクッキングシートを敷いてくるみを並べて、200度前後で10分程度焼くだけです。

粗熱が取れたら、殻を割って食べてください(焼いた直後は熱いのでご注意ください)。

殻付きくるみは加熱しないでも食べられる

殻付きのくるみは、加熱しないで、そのまま食べることもできます。生くるみには、素材そのものの甘さや食感があります。

ただし、消化があまり良くないので、一度に大量に食べるとお腹がゆるくなることがあります。少量ずつ食べるようにしましょう。

殻付きくるみをおいしく食べて健やかに過ごそう

今が旬の「殻付きくるみ」は、良質な油分を摂取するのにぴったりの食材で、冷え予防や脳の活性化など作用が期待できます。

水に浸して、加熱するだけで手軽に食べられるのも嬉しいポイントです。

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殻付きくるみを見つけたら、ぜひ手にとって味わってみてくださいね。旬の食材をおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。