「日野菜かぶ」のおいしい食べ方|炒めても生でもOK!(浅漬けレシピ付き)
色鮮やかな冬の野菜「日野菜(ひのな)かぶ」をご存知ですか。
伝統野菜のひとつで、普通のかぶと同様に薬膳ではよく活用されています。
今回は、日野菜かぶの簡単でおいしい食べ方をご紹介します。簡単に作れる浅漬けレシピも添えていますので、ぜひ参考にしてみてください。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ
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日野菜かぶの薬膳的効能と栄養成分
薬膳ではかぶは「胃腸を温める」働きがあり、食べ過ぎや消化不良の際などにもよく使われます。
かぶにはビタミン Cが含まれていて、冬の風邪予防にも効果的 です。ただし、ビタミンCは熱に弱いので、漬物など生で食べるのがおすすめです。
日野菜かぶとは
日野菜かぶは、滋賀県の伝統野菜。500年前に発見されたという説もある、歴史のある野菜です。
特徴は、根元の部分が紫色、先端は白色で、みずみずしく甘みのある白い果肉。
10~12月に多く収穫されていて、鮮やかな色合いを活かした漬物が有名です。
日野菜かぶの食べ方・レシピ|生でも加熱してもOK!
日野菜かぶは、普通のかぶと同じように食べることができます。
ここでは、日野菜かぶの紫色を活かした「浅漬け」の作り方をご紹介します。
日野菜かぶの簡単・浅漬け
材料( 作りやすい分量)
- 日野菜かぶ…200g
- 塩…小さじ2/3
- 甘酢…大さじ2
作り方
1.日野菜かぶはよく洗って、細い根っこなどを取り除く。
2.根の部分は斜めにスライス、葉の部分は粗く刻んで、塩をふって30分以上おく。
3.水分をしっかりしぼり、甘酢に漬ける。冷蔵庫で保管して、半日以上たてばできあがり。
ポイント
・仕込んでから時間が経つにつれて、全体が薄紫色に染まります。
日野菜かぶのシンプルソテー
日野菜かぶは、生で食べるのはもちろん、加熱調理にもよく合います。
写真はスライスした日野菜かぶを、油でソテーして塩で味付けしたもの。
紫色の鮮やかさは少なくなりますが、素材の甘さと食感が絶妙!
味のアクセントに、黒コショウを少し振るのもよく合います。
日野菜かぶで胃腸を整えて健やかに過ごそう
色鮮やかな「日野菜かぶ」には、胃腸を温める作用があり、胃腸が疲れているときにもおすすめです。
浅漬けのほか、シンプルなソテーで気軽に食べることもできます。
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日野菜かぶを見つけたら、ぜひ手にとって味わってみてくださいね。
旬の食材をおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。