「フェイジョア」のおいしい食べ方|ジャムの作り方・レシピ付
最近話題の果物「フェイジョア」をご存知ですか。
ガーデニングでも人気のある樹木で、果実はパイナップルやバナナのような南国の香りがします。
フェイジョアの果実の収穫時期は、10月~12月頃。旬の時期になると、道の駅やマルシェなどで時々見かけます。
そこで今回は、フェイジョアの特徴や栄養と共に、ジャムの作り方・レシピをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ
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フェイジョアの特徴と栄養成分
フェイジョアは、見た目がグリーンで小さな卵型をしています。皮は薄くてザラザラした質感です。
果肉は透明感のある緑色で、爽やかな甘酸っぱさと少しグリーンな香り。熟し始めると、南国のフルーツのような香りがします。
基本的には、食べる部分は果肉だけ。キウイフルーツのように縦に割ってスプーンなどで食べられます。
フェイジョアはビタミンCが豊富で、美肌効果や免疫力を高める働きが期待されています。また、食物繊維やカリウムも多く含まれています。
フェイジョアとキウイは似てる?その違いは?
私は、フェイジョアを初めて写真で見た時に「キウイフルーツと何だか似ている!」と感じていました。
たしかに、形状や皮の質感は似ていますが、写真の通り、大きさは2~3倍近く違います(キウイフルーツはフェイジョアの2~3倍の大きさです)。
どちらも1980年代に日本に伝わったフルーツ。キウイフルーツのほうが生産性が高いことから一般に普及しましたが、「追熟させて食べる」という点など共有する部分もあります。
↓フェイジョアは常緑樹で、5~6月頃に華やかな花を咲かせます。
フェイジョアのジャムの作り方・レシピ
フェイジョアがたくさんあるときは、ジャムにするのがおすすめ。生で食べるよりも特有の香りが引き立ち、保存性も高まります。
ジャムを煮込んでいると、キッチンにいい香りが広がります。ぜひ作ってみてくださいね。
材料( 作りやすい分量)
- フェイジョア(皮から実をくり抜いたもの)…200g
- てんさい糖…100g(フェイジョアの半分の重量)
- レモン…小さじ1
作り方
1.鍋にフェイジョアとレモンを入れて、全体をさっと混ぜる(フェイジョアの変色を防ぐため)。
2.1の鍋に砂糖を加えたら、全体を混ぜて、水分があがってくるまで待つ(1時間~ひと晩)。
3.木べらなどで時々混ぜながら、弱火で煮詰める。アクが出てきたら取り、トロミが付いてきたら完成(冷めるとトロミが強くなります)。
フェイジョアは「皮ごと」ジャムにしてもOK
フェイジョアの皮には苦味があるので、通常は皮は使いませんが、苦みが好きな方は皮ごと使ってジャムを作ってもOKです(砂糖が加わるので、苦みもが少しマイルドになります)。
我が家では、フェイジョアを皮ごと使ってジャムを作り、最後にブレンダーなどでなめらかなペースト状にしています。
フェイジョアは果実酒にしてもおいしい
フェイジョアはホワイトリカーと氷砂糖で漬けて果実酒にするのもおいしいです。「梅酒」のような感覚で飲むことができ、独特の爽やかな香りが楽しめます。
フェイジョアをおいしく味わって健やかに過ごそう
話題の果物「フェイジョア」は、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれていて、南国の果物のような香りが楽しめます。
ジャムにすることで香りがより豊かになり、長期間おいしく味わうこともできます。
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フェイジョアを見つけたら、ぜひ手にとって味わってみてくださいね。
旬の食材をおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。