砂糖なしで簡単保存!「甘夏の皮の塩漬け」の作り方と活用法を紹介
甘夏が出回る時節になりましたね。では、甘夏の実を食べた後、皮はどうしていますか?
実は、甘夏の皮には美と健康をサポートする成分が含まれていて、捨てるなんてモッタイナイ!
そこで、この記事では、甘夏の皮を無駄なく活用し、おいしく保存するための「塩漬け」の作り方をご紹介します。
砂糖を使わずに作れて、ヘルシーで手軽!あわせて、甘夏の皮の栄養や他の活用方法についてもお伝えします。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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甘夏の皮は食べられる?|栄養・効能とは

甘夏の皮は独特の苦みがあるものの、調理法を工夫すれば、おいしく食べることができます。
甘夏の皮には食物繊維やビタミンC、リモネンなどの成分が含まれていて、美容や健康にも役立つ食材です。
薬膳の考え方では、甘夏の皮などの柑橘類の爽やかな香りには、「気を巡らせる効果」や「リラックス効果」があるとされています。
ただし、甘夏の皮を食べる前には農薬やワックスをしっかり洗い流すことが大切! 期間中無農薬栽培のものなど、安心できる素材を選ぶようにしましょう。
甘夏の皮のワックスの落とし方
甘夏の皮のワックスを落とす方法はいくつかあります。
たとえば、塩や重曹を入れた水に浸けてしばらく置いてから洗い流す方法や、熱湯に浸けて洗う方法、専用の洗剤で洗う方法などです。
甘夏の皮の一般的な活用法
甘夏の皮の一般的な活用法としては、「甘夏ピール」や「甘夏ジャム」などがよく知られています。
甘夏ピールの作り方(簡単レシピ)
- 甘夏の皮を白い部分が薄くなるまで削ぎます。
- 適当な大きさに切り、水に一晩浸けて苦味を和らげます。
- 水気を切り、好みの砂糖を加えて弱火で煮ます。
- 乾燥させて完成!お菓子作りの材料やそのままのお茶請けとして。
甘夏ジャムの作り方(簡単レシピ)
- 甘夏の皮と果肉を用意します。
- 皮を柔らかく煮てから果肉と一緒に鍋に入れます。
- 好みの甘味料を加え、中火で煮詰めます。
- 煮沸消毒した瓶に詰めれば完成!
砂糖なし!甘夏の皮の塩漬けの作り方

甘夏ピールも甘夏ジャムもおいしいですが、個人的に気になるのが「砂糖をたっぷり使う」ということ。
知らず知らずのうちに砂糖の過剰摂取にもつながる可能性も……。
そこで、私がよく作るのが「甘夏の皮の塩漬け」。砂糖の代わりに塩を使った甘夏の皮の保存食です。
ここでは簡単な作り方をご紹介しますね。
材料( 作りやすい分量)
- 甘夏の皮 ある分だけ(無農薬栽培など安心できるものが◎)
- 塩 皮の重さの10%
作り方
1.甘夏の皮の内側の白い部分をスプーンなどでとり、千切りにする(苦味が苦手な人は熱湯で約1分煮て茹でこぼしする)。

2.塩を加えて、全体を混ぜる。

3.清潔な保存容器に入れて、1時間以上おく(冷蔵庫で保管する)。
甘夏の皮の塩漬けの活用法
甘夏の皮の塩漬けは、単独でそのまま食べると塩気が強いです。
以前にブームになった「塩レモン」にも似ていて、塩の代わりに調味料として活用するのがおすすめです。
たとえば、スープや煮込み料理、浅漬け、炒めものなどに使うのもよく合います。

肉や魚との相性も抜群で、素材の臭みが消えて、爽やかな香りのある料理に仕上がります。
私が気に入っている活用法は、甘夏の皮の塩漬けを「散らし寿司」に使うというもの。
香りが良く、見た目も華やかに仕上がります。
甘夏の皮をおいしく再利用して、健やかに過ごそう
甘夏の皮は食べられるだけでなく、美容や健康に役立つ栄養が豊富に含まれています。
ジャムやピールなどの甘い保存食だけでなく、塩漬けにすることで砂糖を使わずに保存食を作ることができます。
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甘夏を食べた後は、ぜひ皮の塩漬けを作って味わってみてくださいね。
旬の食材をおいしく再利用して、身体の内側から健やかに過ごせますように。