【旬の味覚】生わかめ(原藻)とは?薬膳的効能と簡単な食べ方を紹介
日本の食文化に深く根付いた海藻のひとつ、わかめ。好きな方も多いと思います。
では、春先に出回る「生わかめ(原藻)」をご存知でしょうか?
一年中入手できる塩蔵わかめや乾燥わかめとは異なり、旬の時期だけの柔らかい食感と磯の香りが楽しめます。
この記事では、生わかめ(原藻)とは何かと共に、その栄養や薬膳的効能、簡単でおいしい食べ方、下処理方法を紹介します。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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生わかめ(原藻)とは?

「原藻」とは、収穫したばかりの新鮮な海藻のこと。
わかめと聞くと「緑色の海藻」というイメージがありますが、茹でる前の生わかめは「茶色」です。
乾燥や塩漬けといった加工をしていないため、わかめ本来の風味や栄養がそのまま味わえるのが特徴です。
わかめの栄養
わかめは、ミネラルやビタミン、食物繊維を豊富に含んでいます。特に、ヨウ素やカルシウムは多く含有しています。
- ヨウ素:…甲状腺の健康をサポートし、代謝を促進します。
- カルシウム…骨や歯の健康維持に必要不可欠なミネラルです。
- 食物繊維…消化を助け、腸内環境を整える働きがあります。
わかめの薬膳的効能
わかめは、体内の余分な「熱」や「水分」を取り除く働きがあるとされています。また、しこりや便などの集積物を柔らかくする働きがあります。
薬膳では、わかめは身体を冷やす性質があります。冷えやすい人は食べ過ぎに気をつけるようにしましょう。
生わかめ(原藻)の簡単でおいしい食べ方

生わかめは、さっとゆでるだけでいろいろな料理に活用できます。
たとえば、次のような食べ方がおすすめです。
- わかめの和え物…ゆでたわかめを、シンプルにレモンや梅干し、醤油などで和えて、さっぱりとした和え物に。
- 味噌汁やスープ:…旬のわかめを味噌汁やスープに加えると、旨味が格段にアップ。
- わかめご飯:…みじん切りにしたわかめを炊き込みご飯に加えると、風味が引き立ちます。
- わかめのふりかけ…ごま油でわかめを炒めて、醤油やみりんで甘辛く味付け。
生わかめ(原藻)の下処理方法|さっとゆでるのがポイント

わかめ原藻は、さっと茹でるだけで食べられます。
たっぷり熱湯を沸かしたら、そこにわかめを入れて、茶色から緑色に色が変わればOK。すぐに取り出して、ザルに入れて水気を切ります。
軽くゆでることで、シャキっとした食感が残り、風味を活かすことができます(ゆで過ぎると食感を損ねるので注意してください)。
生わかめ(原藻)をおいしく食べて、健やかに過ごそう
旬の味覚「生わかめ(原藻)」はおいしいだけでなく、美容や健康に役立つ栄養が豊富に含まれています。
さっとゆでて下処理をしておけば、和え物や汁物などいろいろな料理に活用できるのも魅力です。
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生わかめ(原藻)を見つけたら、ぜひ味わってみてくださいね。
旬の食材をおいしく再利用して、身体の内側から健やかに過ごせますように。