春の味覚!めかぶの薬膳的効能と簡単な食べ方を紹介
春が旬の「めかぶ」はわかめの根元にある部分で、ネバネバとした食感が特徴の海藻です。
このネバネバ成分には、腸内環境を整える働きがあり、春のデトックスにもぴったりの食材。
さらに、薬膳的にも体に優しい効能を持つため、毎日の食卓に取り入れたい一品です。
この記事では、めかぶの栄養や薬膳的効能、下処理方法、簡単なレシピを紹介します。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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めかぶとは? 〜わかめの根元にある栄養豊富な部分〜

めかぶは、わかめの根元に近い部位にあたり、生殖細胞が集まっている部分です。ひだ状になった形が特徴的で、加熱すると粘り気が増します。
めかぶの旬の時期
めかぶが最も美味しい旬の時期は春先、特に2月〜4月頃です。
この時期に採れる生めかぶは、栄養価が高く、食感や風味も格別!
スーパーなどで生のめかぶを見かけたら、ぜひ手に取って味わってみてくださいね。
めかぶの栄養と薬膳的効能
めかぶには、健康維持に役立つ成分がたっぷり含まれています。
主な栄養素と働き
- フコイダン:免疫力を高め、腸内環境を整える
- アルギン酸:余分な塩分や老廃物を排出し、むくみの予防に
- ミネラル(ヨウ素・鉄・カルシウム):代謝を促し、骨や髪の健康をサポート
- 食物繊維:腸の働きを活性化し、便秘の改善に
薬膳では、海藻類には水分代謝を促す作用や、体内の余分なしこりを取り除く作用があると考えられています。
ただし、海藻類には身体を冷やす性質があるとされています。冷えやすい人は食べ過ぎに気をつけるようにしましょう。
▼関連記事「生わかめ(原藻)の薬膳的効能と食べ方」についても、記事を書いています。こちらからご覧ください。
めかぶのおいしい食べ方・レシピ
生めかぶを美味しく食べるには、下処理が大切です。ここでは、生めかぶの下処理方法と、簡単な食べ方を紹介します。

生めかぶの下処理方法
1. 洗う
生めかぶを流水で軽く洗い、汚れを落とします。
2. 湯通しする
鍋にお湯を沸かし、めかぶを10〜20秒ほど湯にくぐらせます。すると、鮮やかな緑色に変わります(ゆで時間が長いと食感が悪くなるので注意!)。
3. 冷水にとる
すぐに冷水にさらしてザルにあげます。
4. 細かく刻む
お好みの大きさにカットし、包丁で細かく叩くと粘り気が増します。
めかぶを使った簡単な食べ方
めかぶの食感や旨味を手軽に楽しみたいなら、シンプルな食べ方がおすすめ。
めかぶには素材本来の塩気があるので、薄味でもおいしいです。
- さっと茹でためかぶを刻んで、ポン酢やレモンで食べる(刻まないで、しゃぶしゃぶのようにして食べるのもおいしい)
- 納豆や長芋などのネバネバ食材と組合わせる(丼にするのもおすすめ)
- そばやうどんなどの麺類にトッピングする
- 味噌汁やスープなどの具材に使う(旨味が強いので出汁を取らなくてもOK)

生めかぶをおいしく食べて、健やかに過ごそう
めかぶは、春に旬を迎える栄養豊富な海藻で、腸内環境を整えたり、デトックスを促す効果が期待できます。
薬膳の視点から見ても、春の心身を整えるのにぴったりの食材です。
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めかぶは下処理をすれば、スープや丼などさまざまな料理に手軽に活用できます。
春先はぜひ、生めかぶの美味しさを楽しんでみてください。旬の食材を上手に活用して、健やかに過ごしたいですね。