花粉症予防で注目の柑橘「じゃばら」の使い方・レシピを紹介!

春が近づくと、鼻や目がムズムズ......。花粉症に毎年悩まされているという人もいるかもしれません。

では、花粉症予防で最近注目されている「じゃばら」という柑橘類をご存知でしょうか。

じゃばらは、フラボノイドの一種である「ナリルチン」を豊富に含み、花粉症予防に役立つといわれています。

今回は、じゃばらの特徴や効能と共に、簡単な食べ方・レシピをご紹介します!


〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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じゃばらとは?|ナリルチンの含有量が多い柑橘類

じゃばらは、和歌山県の北山村を中心に生産されている柑橘類です。

味の特徴は、酸味とほのかな苦みがあること。特に皮や果汁には独特の風味があり、ポン酢やジャム、ドリンクなどさまざまな用途で活用されています。

じゃばらの栄養と薬膳的効能|花粉症予防に使われる理由

じゃばらが花粉症対策に良いとされる理由は、「ナリルチン」という成分が豊富に含まれているからです。

ナリルチンは抗アレルギー作用があるとされ、くしゃみや鼻水などの症状を和らげる可能性があるといわれています(※)。

また、薬膳の視点では、じゃばらなどの柑橘類は、気の巡りを良くして消化を助ける食材

ストレスによる胃の不調を整えたり、食欲増進にも役立つため、季節の変わり目に積極的に取り入れたい食材です。

※参考:自由研究 論文「じゃばらによってアレルギーは改善されるのか」(大阪教育大学)

じゃばらはどこに売ってる?|粉末(パウダー)やのど飴も便利!

じゃばらは生産されている地域が限られていて、一般のスーパーではあまり見かけないかもしれません。

(幸運なことに......私の暮らす愛知県の直売所では、愛知産のじゃばらが販売されていました!)

そんな時は、オンラインショップを利用するのもおすすめです。じゃばらの粉末(パウダー)やのど飴など、じゃばらを使った加工品が販売されています。

粉末はお湯やお茶に溶かして手軽に摂取でき、のど飴は外出先でも食べやすく、気軽にじゃばらの成分を取り入れたい時にも便利です。

じゃばらの簡単な食べ方・レシピ

じゃばらは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に活用できます。ここでは、簡単に作れる4つの食べ方(はちみつ漬け&マーマレード、ポン酢、浅漬けなど)をご紹介します。

大事なことは、「毎日コツコツ食べること」。ここでは、保存食や常備菜など継続しやすい食べ方をご紹介しますね。

じゃばらのはちみつ漬け、マーマレード(ジャム)

じゃぱらのはちみつ漬けは、輪切りにしたじゃばらを清潔な瓶に入れて、ひたひたになるまで蜂蜜を注ぐだけ。半日~数日おけば完成します。

マーマレード(ジャム)は、じゃばらの皮を細かく刻んで、果汁を絞ります。鍋に皮と果汁、砂糖を入れて弱火で煮詰めて、とろみが付いたら完成です。

はちみつ漬けもマーマレードも、どちらも甘さがあって手軽に食べられるのが魅力です。

じゃばらのポン酢

じゃばらのポン酢は、じゃばらの果汁と同量のしょうゆ、昆布少々を清潔な保存瓶に入れて寝かせたもの(お好みで酢や煮切ったみりん、かつおぶしなどを加えます)。

我が家では毎年ポン酢を手作りしていますが、蒸し野菜や和え物など、さまざまな料理に活用できて便利です。

じゃばら入り浅漬け

じゃばらを使った浅漬けは、白菜や大根などお好みの野菜を刻んだ後、じゃばらの果汁と塩を加えて軽く揉んで、10分程度置くだけ。爽やかな風味で、箸休めにもぴったりです。

じゃばら果汁をしぼってさまざまな料理に

じゃばら果汁は、料理の仕上げに添えたり、ドレッシングやタレの材料として使ったりするなど、さまざまなシーンで活用できます。

爽やかな風味を活かして、ゼリーやシャーベットなどのデザートに使うのもおすすめです。

じゃばらを上手に活用して、おいしく花粉症予防!

じゃばらは、花粉症予防に役立つだけでなく、日常の食事にも手軽に取り入れられる万能な柑橘です。

今回ご紹介したとおり、蜂蜜漬けやポン酢、ジャム、浅漬けなど、さまざまな方法で活用できます。

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じゃばらを見つけたら、ぜひ手に取って味わってみてくださいね。

旬の食材をおいしく食べて、健やかに過ごせますように。