やさしい香りの「新にんにく」とは?効能&食べ方と簡単レシピ
こんにちは、養生ふうどの松橋かなこです。
にんにくといえば、スタミナ食材の代表。でも「香りが強すぎて苦手…」「胃に負担がかかる気がする」とお感じ方も多いのではないでしょうか?
そんな方にぜひ試していただきたいのが「新にんにく」。収穫してすぐのフレッシュな状態で出回る、初夏だけの期間限定の食材です。
今回の記事では、新にんにくの魅力と効能、簡単に取り入れられる食べ方やレシピをご紹介します。
素朴でやさしい旬の味わいを、ぜひ感じてみてください。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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新にんにくとは

新にんにくとは、初夏(5月~7月頃)に収穫され、乾燥させずにそのまま出荷されたフレッシュなにんにくのこと。
通常のにんにくは収穫後、数週間〜1か月ほどかけて乾燥させてから出荷されます。
一方、新にんにくは採れたてのまま出回るため、水分を多く含み、辛味も少なく香りも穏やか。生でも加熱してもクセが少なく、やさしい風味が特徴です。
また、新にんにくは皮が薄くむきやすいのも嬉しいポイント。加熱するとホクホクとしたじゃがいものような食感になります。
通常のにんにくに比べて胃腸への刺激が少ないので、にんにくの刺激が気になる方や、ご年配の方にもおすすめです。
新にんにくの栄養成分と薬膳的効能

新にんにくには、一般的なにんにくと同じく以下のような栄養や効能があるといわれています。
◆ 主な栄養と効能
- アリシン(硫化アリル)
強い抗菌・抗ウイルス作用を持ち、免疫力を高めたり、疲労回復に効果的。 - ビタミンB1
糖質の代謝をサポートし、エネルギー効率をアップ。アリシンと結びつくことで吸収が良くなります。 - ポリフェノール類
抗酸化作用があり、老化予防や生活習慣病の予防に役立ちます。
◆ 薬膳的な効能
中医学(薬膳)の視点では、にんにくは「温性」で、「脾胃(ひい)を温めて巡りをよくする」食材とされています。
冷えやすい体質の人、胃腸が疲れやすい人にとって、からだを内側から温め、消化を助けてくれる心強い味方。
特に、新にんにくは刺激が穏やかなため、使いやすいのが魅力です。
新にんにくの食べ方と簡単レシピ
ここでは、新にんにくを使った簡単な食べ方・レシピとして、「新にんにくの炊き込みごはん」と「新にんにく味噌」を紹介します。
新にんにくの炊き込みごはん
にんにくの香りがふんわりと広がり、ホクホクのにんにくが絶品。食欲がない日にもおすすめです。

材料(作りやすい分量)
- 新にんにく…1玉
- 米…2合
- 酒…大さじ1/2
- 塩…小さじ1/2
作り方
1.米は研いでザルにあげておく。新にんにくは皮をむいて、1片ずつにほぐす。
2.土鍋(または炊飯器)にすべての材料を入れて水を加え、普通に炊く。
3.炊きあがったら軽く混ぜ、器に盛りつける(お好みで仕上げに塩少々をふる)。
● 新にんにく味噌

ごはんのお供や、蒸し野菜や豆腐料理、焼きおにぎりのトッピングにも幅広く活用できる、新にんにく味噌。香りがマイルドなので、使いやすいです。
作り方は、刻んだ新にんにくをごま油で炒めた後、味噌・みりん・酒を加えて、水分が飛ぶまで弱火で練ればできあがり。冷蔵保存で、数日~1週間程度保存できます。
新にんにくで、梅雨~夏の疲れを吹き飛ばそう
にんにくの持つパワーを、やさしく&おいしくいただける「新にんにく」。
香りが穏やかで食べやすいので、「にんにくは香りが強くて苦手」という方にもぜひ一度試していただきたいです。
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新にんにくを見つけたら、炊き込みごはんや味噌など、日々の食卓に取り入れてみてくださいね。
自然の恵みを上手に取り入れて、健やかに過ごせますように。