カラスノエンドウを食べる。栄養と薬膳的効能、おひたしなど野草料理の作り方

春の道ばたや畑で、やわらかな緑を広げるカラスノエンドウ。別名「ピーピー豆」とも呼ばれ、子どもの頃にさやで遊んだ記憶がある方も多いかもしれません。

実は、この身近な野草・カラスエンドウは、きちんと扱えば食べることができ、春の養生にもやさしく寄り添う存在です。

ただし、食べ方にはいくつかの注意点があります。やむくもに取り入れるのではなく、ポイントを知っておくことが大切です。

この記事では、カラスノエンドウの栄養や薬膳的な効能、毒性と注意点、そしておひたしや炒めものなどの食べ方をお伝えします。

〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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カラスノエンドウとは?春の身近な野草のひとつ

カラスノエンドウは、別名「ヤハズエンドウ」と呼ばれるマメ科の植物。日本各地の道ばたや畑に広く自生しています。

春になるとぐんぐん伸び、やわらかい新芽や若い葉をつけるのが特徴で、紫色のお花を咲かせます。

食べられるのは主に、若い葉や若いさや。成熟して硬くなったものは食用にはあまり向きません。

春は、冬の間にため込んだものを外に出し、巡らせていく季節。こうした青味やほのかな苦味をもつ野草は、季節の変わり目の心身をやさしく助けてくれます。


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カラスノエンドウの栄養と薬膳的効能

カラスノエンドウには、マメ科らしい栄養があります。主な栄養成分としては、ビタミンCや鉄分、食物繊維、ポリフェノールなどが含まれています。

また、整腸作用や利尿作用、消化促進などの働きがあるとも言われています。

薬膳や食養生の考え方では、春の野草には「体にたまったものを外へ出す」「気を巡らせる」働きがあるものが多いとされています。

特に、「体が重だるい」「気分がすっきりしない」というときに、身近な野草を取り入れてみるのもおすすめです。

カラスノエンドウの注意点|生食は毒性があるのでNG

カラスノエンドウを食べるときに、必ず知っておきたいのは「生で食べるのはNG」ということです。

カラスノエンドウには、レクチンやシアン化合物などの有毒成分が含まれています。

これらは生のまま摂取すると、吐き気や腹痛、めまいなどを引き起こす可能性があります。

ただし、こうした毒性は加熱することで無害化されます。下ゆでや加熱調理してから食べるようにしましょう。

下処理のポイント|固い・おいしくないと思ったら

カラスノエンドウは、下処理で味の印象が大きく変わる野草です。下処理のポイントは大きく3つあります。

若くてやわらかい葉だけを摘み取る

最も大切なのは、採取の段階です。新芽や若い葉だけを摘み取るようにしましょう。固いものや筋があるものは、料理の食感が悪くなりやすいです。

私は、茎から、若い葉の部分を外すようにしています。

しっかりと洗う

採取したカラスノエンドウには、土やほこり、小さな虫が付着しているケースもあります。

そのため、 水に浸してから丁寧に洗うようにしましょう。そうすることで、ぐっと食べやすくなります。

さっと下ゆでをする

カラスノエンドウのおひたしや塩炒めをつくる際には、事前に「下ゆで(熱湯でさっとゆでる)」をするのがおすすめです。

こうすることで、野草特有の青臭さやえぐみが和らいで食べやすくなります。

カラスノエンドウの簡単おいしい食べ方|野草料理をヘルシーに

野草といえば「天ぷら」が定番ですが、おひたしや煮物などシンプルな料理でヘルシーに楽しむのもおすすめです。

カラスノエンドウのおひたし

簡単に作れて、野草らしい春の風味を感じられる一品です。よく洗ったカラスノエンドウをさっとゆでた後、醤油やポン酢などであえるだけです。

仕上げに、すりごまやかつお節をかけるのもおいしいです。

カラスノエンドウの塩炒め

シンプルな味わいがおいしい一品です。下ゆでしたカラスノエンドウをさっと炒めて、塩で味付けすればできあがり。

ぜひおいしい塩を使ってください。お好みで、ごま油を使ったり、にんにくを少し加えたりするのもおすすめです。

煮物やスープにも

カラスノエンドウは、煮物やスープなどの仕上げに使うのもよく合います。たとえば、新玉ねぎや油揚げなどの煮物に、下ゆでしたカラスノエンドウを加えると緑色が料理を引き立ててくれます。

このほか、スープなどの仕上げにさっと加えるのもおすすめです。

身近な野草をおいしく食べて、春の心身を整えよう

カラスノエンドウなどの身近な野草を食べることは、春の心と身体をやさしく整えることにもつながります。

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自然の恵みを上手に取り入れて、春をここちよく過ごせますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!