ヒメオドリコソウを食べる。春の野草料理と足元の自然を楽しむ

春の道ばたで、ふんわりとピンク色に色づく「ヒメオドリコソウ」。名前は知らなくても、見たことがある方は多いかもしれません。

実はこの野草も、食べることができる身近な植物のひとつです。

今回の記事では、野草好きな私が、ヒメオドリコソウの栄養や効能とともに、簡単な食べ方をお伝えします。

〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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ヒメオドリコソウとは?甘い蜜と花言葉

ヒメオドリコソウは、3月〜5月に花を咲かせる春の野草です。

足元に広がるやわらかな緑と淡いピンクは、季節の移ろいを感じさせてくれます。

ヒメオドリコソウの花には甘い蜜があり、子どものころに吸って遊んだ記憶がある方もいるかもしれません。

ほんのりとした甘さは、春のやさしいご褒美のよう。こうした小さな季節の楽しみも、野草の魅力のひとつです。

ちなみに、ヒメオドリコソウの花言葉は「春の幸せ」「愛嬌」「陽気」

たくさん花を咲かせる様子や、親しみやすい姿からこうした言葉が付けられているようです。

ホトケノザとの違い

よく似ている植物に「ホトケノザ」があります。見分け方のポイントは、

ヒメオドリコソウ → 花が小さく、葉がとがっている
・ホトケノザ → 花が長く立つ、葉が丸い

野草は「似ているけれど違う」ものが多いので、ここは丁寧に見ていきたいところです。

最初は、確実にわかるものだけを採取するようにしましょう。


「春は体が重たい」「野草などの苦味で元気に過ごしたい」という方は、こちらの音声配もぜひお聴きください(おすすめ/約6分)。



毒性はある?安心して食べられる?

ヒメオドリコソウは毒性はなく、食べられる野草とされています。

シソ科の植物で、同じ仲間にはシソやミントなど、私たちの食卓に馴染みのある植物も多く含まれます。

ただし野草全般に言えることですが、採取場所(農薬・排気ガス)や、似ている植物との誤認には注意が必要です。

ヒメオドリコソウの栄養と効能

ヒメオドリコソウには、ビタミンCなどのビタミン類や、ポリフェノール、精油成分などが含まれていて、抗酸化作用が知られています。

また、体内の巡りを助ける作用もあり、体の中の余分なものを外に出すサポートにもつながるとされています。

薬膳的な視点から

春は、冬の間に溜め込んだものを外に出す季節。

この時期の野草は、苦味や香りがあるものも多いです。こうした苦味や香りには、体内の巡りをよくし、余分なものを排出する作用が期待できます。

ヒメオドリコソウの簡単な食べ方(野草料理)

ヒメオドリコソウは、クセが少なく、やさしい味わいです。シソ科の植物特有の爽やかな風味があります。

おひたしや和えもの

ヒメオドリコソウを見つけたら、まずはおひたしでシンプルに食べてみましょう。

さっと茹でた後、ポン酢などで味をつけます(茹で時間が長いと食感が悪くなるので注意してください)。

天ぷら

ヒメオドリコソウに限らず、野草は天ぷらにすると、とても食べやすいです。薄く衣をつけて、さっと揚げるようにしましょう。

身近な野草をおいしく食べて、心身を整えよう

ヒメオドリコソウなどの身近な野草を通して、足元にある小さな自然を見つめてみること。

こうした時間は、心と身体をやさしく整えることにもつながります。

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無理なく、楽しめる範囲で、自然の恵みを取り入れていきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!