松葉茶とは?効能と簡単な作り方、花粉症への影響についても解説
「松葉茶って体にいいの?」「花粉症によいと聞いたけれど本当?」そんなふうに気になっている方も多いかもしれません。
松は、神社や庭木として見かける身近な植物ですが、実は古くから暮らしの中で活用されてきた植物でもあります。
一方で、「体に良さそうだけど危険性はないの?」「誰でも飲んでいいの?」と気になる方もいるでしょう。
今回の記事では、松葉茶の効能や作り方とともに、花粉症への影響や危険性についてもお伝えします。
〇この記事を書いた人...…養生ごはん研究家(薬膳とおばあちゃんの知恵) 松橋かなこ

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松の葉は食べられる?|松葉は昔から利用されてきた植物
「松の葉を食べる」と聞くと、少し意外に感じる方もいるかもしれません。
ですが実は、松は昔から人々の暮らしの中で利用されてきた植物のひとつです。
お正月の門松などにも使われる縁起の良い木ですが、食や養生の面でも古くから活用されてきた背景があります。
特に、薬膳食材として有名なのが“松の実”です。松の実は乾燥を潤し、体を養う食材として知られています。
咳が続くときや乾燥しやすい季節、便秘が気になるときなどに使われることもあります。

一方で、実ほど知られていませんが、松の葉も古くからお茶や民間利用として親しまれてきました。
若い松葉を乾燥させてお茶にするなど、自然の恵みを暮らしに取り入れる知恵が受け継がれてきたのです。
松葉茶の効能とは?栄養や薬膳の視点から解説

松葉茶は医薬品ではありませんが、昔から「養生茶」として親しまれてきました。
松葉には、ポリフェノールやクロロフィル、ビタミン・ミネラル類が含まれていて、抗酸化作用や抗炎症作用が期待されています。
松葉茶の大きな特徴は、すっきりとした香りと爽やかな風味。
“森林浴をしているような香り”“森を感じさせる香り”と表現されることもあります。
私自身、この松葉茶の香りが大好きで、心身ががゆるんでいくのを感じます。
実際に、ストレスや忙しさが続き、なんとなく滞りを感じるときに、温かいお茶として取り入れる人も多いようです。
松葉茶と花粉症の関係は?

最近、「松葉茶は花粉症によいと聞いた」という声を耳にすることがあります。
松葉には植物由来の成分が含まれていることから、季節の変わり目のコンディション維持や、春先の養生として取り入れる人もいるようです。
口コミなどでは「飲み始めてから春が少しラクに感じた」といった声が見られることもあります。
ただし、感じ方には個人差があり、すべての人に同じような変化があるとは限りません。
個人的には、「不調を治すため」というより、季節を心地よく過ごすための養生のひとつとして取り入れるくらいが、ちょうどよいのではと感じます。
松葉茶の危険性|飲まないほうがいい人・慎重に飲みたい人
自然のものは体にやさしいイメージがありますが、「自然=誰にでも安全」ではありません。
体調や体質によっては注意したほうがよい場合もあります。
たとえば、松の成分にアレルギーがある人は注意が必要です。
持病がある方や薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、健康茶を習慣的に取り入れる前に、医師や薬剤師へ相談すると安心です。
また、胃腸が弱い方は、香りの強いお茶や植物茶が負担になることもあります。
はじめて飲む場合は、空腹時を避けて「薄めに淹れる」「少量から試す」など、自分の体調を見ながら取り入れてみましょう。
どんな養生も「やみくもに摂れば良い」というものではありません。自分の体の声を聞きながら、無理なく取り入れることが大切です。
松葉茶の作り方|生の松葉を干して作る方法

松葉茶は、市販品を購入することもできますが、生の松葉を採取して、自宅でお茶にすることもできます。
ただし、採取する際に気をつけたいポイントがあります。
公園や街路樹、庭木などには農薬が使われている場合があります。また、排気ガスの影響を受けやすい道路沿いの松も避けたほうが安心です。
採取するなら、農薬や環境面に配慮された場所の松葉を選びましょう。
松にはさまざまな種類がありますが、一般的には赤松や黒松などが利用されることがあります。
【材料】
- 松葉(青々としたもの)適量
- 水
【作り方】
- 採取した松葉をよく洗う
- 茶色い部分や汚れを取り除く
- 水気をしっかりふき取る
- 風通しの良い場所で数日〜1週間ほど干す
- パリッと乾燥したら保存容器へ
飲むときは、乾燥した松葉ひとつまみを急須や鍋に入れ、熱湯を注ぐ、または5〜10分ほど軽く煮出します。
はじめて飲む場合は、濃くしすぎず、薄めから試してみるのがおすすめです。
なお、保存状態によって風味が変わりやすいため、乾燥後は湿気を避け、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
松葉の活用法|お茶以外の楽しみ方
松葉は、お茶以外にもさまざまな形で楽しまれてきました。たとえば、松葉ジュースや松葉サイダー(発酵ドリンク)なども有名です。
地域によっては、お酒に漬けたり、香りを楽しむ目的で暮らしに取り入れられてきた歴史もあります。
まずは松葉茶のようなシンプルな方法から、無理なく楽しんでみるのがおすすめです。
身近な自然の恵みを取り入れて、心身を整えよう
松葉茶は、昔から親しまれてきた先人の食の知恵です。
薬膳では松の実がよく知られていますが、松葉もまた、お茶として取り入れられてきた自然の恵みです。
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途中にも書きましたが、自然のものだからこそ「誰にでも合う」とは限りません。
まずは少量から、自分の体の反応を見ながら試してみてください。
自然の恵みを取り入れて、毎日を健やかに過ごせますように。

