考えすぎて疲れる人へ。食欲が出ないのは胃腸からのサインかも?
人と会っただけなのにどっと疲れる。あれこれ考え始めると頭が休まらない。
そんな日が続くうちに、食欲が落ちたり、胃が重く感じたりすることが増えていませんか?
こうした「考えすぎ」「気疲れ」は心の問題として扱われることも多いですが、薬膳では少し違う見方をします。
実はこうしたメンタルの不調は、胃腸の働きにも深く関わっていると考えられています。
今回は、国際薬膳師12年目の私が、考えすぎによる疲れや食欲不振にお悩みの方に向けて、身近にできる養生のヒントをお話しします。
〇この記事を書いた人...…養生ごはん研究家(薬膳とおばあちゃんの知恵) 松橋かなこ

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気疲れすると食欲がなくなるのはなぜ?

気をつかう場面が続いたり、考え事が多くなったりすると、食欲が落ちることがあります。
「疲れてエネルギー不足だけど食べる気がしない」
「お腹は空いているはずなのに何を食べたいかわからない」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
私たちはストレスというと、心だけの問題として考えがちです。
薬膳では「考えすぎは胃腸を弱らせる」と考える

薬膳のもとになる中医学には「思は脾を傷る(しはひをやぶる)」
という考え方があります。
ここでいう「思」とは、考えることや悩むこと。そして「脾」は消化吸収を担う胃腸系の働きを指します。
つまり、「考えすぎることが続くと胃腸を傷つけてしまう」という考え方です。
実際に、
- 悩み事があると食欲が落ちる
- 緊張すると胃が痛くなる
- ストレスが続くと胃腸の調子が悪くなる
という経験をしたことがある方は多いかもしれません。
胃腸が弱るとさらに疲れやすくなるという負のループに。。
胃腸は食べたものを消化吸収してエネルギーを作る場所です。
そのため胃腸の働きが落ちると、疲れやすさや集中力の低下などを感じやすくなります。
それによって気疲れが出やすく、そこから胃腸が弱り、胃腸が弱ることでさらに疲れやすくなる……。
このような悪循環が起こることも少なくありません。
だからこそ、気疲れしやすい人ほど胃腸をいたわることが大切なのです。
私自身も「気疲れすると食べられなくなる人」でした

実は、私自身はもともと胃腸があまり強い方ではありません。また、以前は小さなことを気にしすぎるタイプでした。
「あんなふうに言わなければよかったかな」「この時はこうすればよかった」。
そんなふうに、一人であれこれ考え続けてしまうことも少なくありませんでした。
そして30歳を過ぎた頃、仕事や人間関係などさまざまなことが重なり、食欲がどんどん落ちていった時期がありました。
もともと食べることが大好きだったはずなのに、食欲がわかない……。そんな日が続いて、気づけば体重が大幅に減ってしまっていたのです。
当時は「胃腸が弱いから仕方ない」「ストレスのせいかな」と漠然と思っていたのですが、薬膳を本格的に学び始めてから、その理由が少しずつ見えてきました。
薬膳では、考え事や悩み事を抱え続ける状態を「思(し)」と呼びます。
そして、この「思」が過剰になると、消化吸収を担う脾胃(ひい)の働きを弱らせると考えられています。
それを知った時、「ああ、そうだったのか」と妙に腑に落ちました。
私は単に胃腸が弱かっただけではなく、考えすぎることでさらに胃腸に負担をかけていたのです。
この“原因”がわかってから、マインドや食事、習慣を見直したところ、食欲も体重も少しずつ回復していきました。
頑張ろうとする前に、まずは胃腸を整えよう
食欲がない、疲れが抜けない……。そんなときに多くの人は自分を責めたり、あるいは、新しい健康法や食事法に意識を向けがちです。
しかし、そんな時こそ胃腸の状態を見直してみてはいかがでしょうか。
どんなによい食材も、胃腸が受け取れる状態でなければ十分に活かすことができません。
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私自身、痩せすぎで悩んでいた時期がありますが、胃腸の状態を見直したことで体調もメンタルも安定するようになりました。
7日間動画講座を通して、同じように悩む人のお役に立てたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

