当日中に食べられる!甘さ控えめの青梅のシロップ煮(梅仕事4)
梅仕事が最盛期を迎えています。皆さんは、どんなものを作っていますか。
我が家では「梅干しや梅醤油、酵素シロップを作りたいなぁ」 とイメージを膨らませる傍らで 「すぐに食べてみたい」という率直な声も(笑)。そんなときにおすすめなのは「青梅のシロップ煮」です。
青梅のシロップ煮なら、当日中か翌日には食べられます。今回は、甘さ控えめのレシピを紹介します。梅雨が近づいて蒸し暑くなり始めたこの時期にもぴったりです。
〇この記事を書いた人……薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ
甘さ控えめ!青梅のシロップ煮の作り方(レシピ)
通常のレシピでは、大量の砂糖(梅の重量の半分程度)を使いますが、量をぐっと減らして梅独特の酸っぱさが楽しめる味に仕上げています。甘い味が苦手な人や砂糖を控え目にしている人にもおすすめです。
〈材料〉
作りやすい分量
・青梅 500g
・てんさい糖(オリゴ糖などでもOK)50(~100)g
・水 梅がひたひたに浸かる程度
〈作り方〉
1. 青梅を洗ってヘタを取る。竹串などで、数カ所穴をあける。
2. 青梅をボウルに入れてか梅が浸かる程度の水を加え、8~10時間程度水にさらす(あく抜き)。
3.鍋に青梅とかぶる程度の水を入れて弱火で5分程度煮て、そのまま冷ます。
4.冷めたら、青梅をザルにあげて水気を切る。
5.鍋にてんさい糖と水、青梅を入れて弱火にかける。皮がはじけないように気を付けながら、5分程度煮ればできあがり。
〈ポイント〉
・てんさい糖50gで作ると、かなり酸っぱい味になります(←私はこの味が好きですが)。お好みで砂糖を増やしてください。
・できあがった梅シロップは、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保管します。甘さ控えめなので、1週間程度で食べ切るのがおすすめです。
〈食べ方〉
・そのままストレートで飲む(「酸っぱい!」ですが、酸味が好きな人にはおすすめ)
・水や炭酸水などで割る
・シロップに豆乳を加えると、トロリとした即席デザートに
青梅のシロップ煮で身体の内側から爽やかに
梅には消化促進や血液浄化、食中毒の予防などさまざまな効果があるとされています。私は青梅のシロップ煮を一口食べると、身体の内側から爽やかで元気になるような気がします。
それに何といっても、青梅の清々しい雰囲気に心が癒されます。
紫陽花が咲き始めて、もうすぐ梅雨入りでしょうか。梅のパワーを借りて、健やかに過ごせますように。
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