梨の薬膳の効能|咳止めにもぴったりの梨汁のシロップ・レシピ
8月のお盆を過ぎて、梨が出回るようになりました。みずみずしい味が魅力の梨は、身体を潤してくれる薬膳食材です。
そのまま食べてもおいしいですが、できることなら口にも身体にも嬉しい食べ方で楽しみたいですね。
ここでは薬膳での梨の効能とともに、咳止めにもぴったりの梨のレシピを紹介します。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ
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薬膳での梨の効能|夏バテや秋の乾燥対策にぴったり
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薬膳では、梨は肺を潤す代表的な食材です。夏の暑さで乾いた身体を潤して、秋に出やすい咳や痰の対策によく使われます。
梨には、身体を冷やす作用があります。冷えやすい方は、食べ過ぎに気を付けて「温めて食べる」などの工夫してみてくださいね。
中国で親しまれてきた梨汁のシロップ
中国の民間療法では、梨は子どものぜんそくや気管支炎による不調を緩和する目的で古くから使われてきました。
かつては、中国の北部では、梨と氷砂糖を煮詰めたシロップが販売されていたそうです。
身体を潤す梨の食べ方|梨の薬膳コンポート(シロップ)
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冒頭にも書きましたが、梨は秋の薬膳では定番の食材です。秋の乾燥対策には、梨のほかに、白きくらげやはちみつを組み合わせることが多いです。
白きくらげは楊貴妃も好んで食べたといわれる美肌食材ですが、スーパーなどではなかなか見つけることが少ないです。そこで今回は、梨とはちみつ、クコの実を組み合わせたコンポートのレシピを紹介します。
「喉が痛くて固形物を食べたくない」というときはこの煮汁(シロップ)を飲むのもおすすめです!
<材料> 作りやすい分量
- 梨 1個
- クコの実 大さじ1
- はちみつ 小さじ2~3
- 水 150ml(カップ3/4)
<作り方>
1.梨は皮をむいて一口サイズに切る。
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2.鍋に1の梨と水を入れて、火にかける。沸騰したら弱火にして7~8分煮る。
3.梨が柔らかくなったら、はちみつとクコの実を加えて火を止める。
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<ポイント>
- 身体が冷えやすい人は温かい状態で食べるのがおすすめです(冷めたら軽くあたため直してください)。
- お好みで白ワインやしょうがスライス、スパイスなどを加えてもおいしいです。
梨はサラダとジュースにしてもおいしい
みずみずしい梨はジュースにしてもおいしいです。ミキサーで粉砕、またはすりおろして作ります。好みで、適量の水やはちみつなどを加えてください。
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梨と聞くとデザートの印象が強いですが、塩気のある料理にもよく合います。写真は、薄くスライスした梨を塩麴・りんご酢・油で和えたものです。
ハーブや柑橘類など香りの良い食材との相性も抜群。箸休めやお酒のおともにもぴったりです。
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秋の薬膳食材・梨をおいしく食べて、身体を内側から潤そう
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秋を代表する果物・梨は、身体を潤す働きがある薬膳食材です。生で食べるだけでなく、コンポートにしたり料理したりして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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薬膳の考え方をヒントに、旬の果物・梨をおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。
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