食欲の秋にも。子どもと楽しむ食育絵本、おすすめ3選!

10月に入って気温がぐんと下がり、過ごしやすくなってきました。栗や秋刀魚など秋の食材が出回るようになって、いよいよ実りの秋です!

そこで今回は、秋に読みたくなるお気に入りの絵本を3つ紹介します。

食べることが好きなお子さんと一緒に読むのはもちろん、「童心にかえりたい」「ホッと一息つきたい」ときにもおすすめです。

●この記事を書いた人……薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

おおきなおおきなおいも

秋といえば「さつまいも」! 子どもの頃に読んで、大好きだった絵本です。

久しぶりに息子と一緒に読んで、この本の存在を想い出しました。

「こーんな大きなおいも、どうやって掘り出すの?」そこから想像の世界が始まります。

自由でおおらか。子どもの独創性がぎゅっと詰まっています。

読んでいると、大人も子どもも、とっても楽しい気分になります(同時に、さつまいも料理が食べたくなります笑)。


原案: 市村 久子、作・絵:赤羽末吉、出版:福音館書店

(「BOOK」データベースより)
楽しみにしていたいもほり遠足の日、雨が降って延期になってしまいました。残念がる子どもたちは大きな紙においもを描きはじめます。

紙をつなげてつなげて、おいもの絵はどんどん大きくなります。大きなおいもは、ヘリコプターで幼稚園に運びます。プールに浮かべて船にしたり、かいじゅうにみたてて遊びます。

たくさん遊んだあとは、天ぷら、焼きいも、大学いも、たくさん作っておいもパーティ! 大きなおいもをめぐる子どもたちの空想がつまった絵童話です。

もっともっとおおきなおなべ

秋になるとシチューや煮込み料理が食べたくなりませんか?

仲間が加わるたびに、具材がプラスされ、シチューの量が増えていく......。

レシピ通りにつくる料理もいいけれど、そこに集まった仲間と一緒に、自由な発想で作る料理もおもしろい。

少し肌寒くなってきて、ほっこりした料理が食べたくなる時節におすすめの一冊です。

作:寮 美千子、絵:どい かや、出版社:フレーベル館

(出版社の紹介文/「BOOK」データベースより)

ねずみくんがきのこシチューを作ります。
「おしおはこれくらいかな」ちょっとあじみ。「あれあれしょっぱくなっちゃった」おみずをたしてまたあじみ。「おやおやしおがたりないぞ」そんなことをしているうちに…。

ばばばあちゃんのやきいもたいかい

明るくて楽しい、大人気の「ばばばあちゃん」シリーズの絵本。

自由で豪快ーー。こんなおばあちゃんがいたら、どんなことでも盛り上がれそうだなと感じます。

本のタイトルは「やきいもたいかい」ですが、たき火のなかに入れるのは、さつまいもだけではありません。

本を読み終わると「私ならこれを入れたい!」「こんなのはどうかな?」と愉快なイメージが湧いてきます。

作・絵 さとうわきこ 出版社:福音館書店

(出版社の紹介文より)
たき火をはじめたばばばあちゃんのお目当てはもちろん、やきいもです。
秋も深まったある日、子どもたちと落ち葉を集め、たき火をはじめたばばばあちゃんのお目当てはもちろん、やきいもです。

でも、子どもたちに誘われて、サツマイモだけじゃあなく、ジャガイモやらサトイモやら、たき火のなかにいれはじめました。それどころか、ミカンや、カキや、お菓子までも……。さあ、どんなやきいもパーティになりますか。

絵本も秋色!食欲をそそる絵本で実りの秋を楽しもう

今回は、我が家でよく読んでいる、秋のお気に入りの絵本を紹介しました。

子どもと一緒に読むのはもちろん、ホッとしたいときにページを開いてみるのもおすすめです。

読書の秋、食欲の秋、実りの秋ーー。

季節感あふれる絵本と一緒に、自由でおおらかに、秋を楽しみたいですね。


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