れんこんは子どもの咳やのどの不調にも。薬膳とおばあちゃんの知恵で健やかに過ごす
冬になると、子どもの咳が長引いたり、家族ののどが荒れたりと、小さな不調が増えてきます。
そんな冬の不調に寄り添ってくれる食材のひとつが “れんこん”。れんこんは、古くから薬膳や食養生で使われてきた滋養食材です。
薬膳の視点と、おばあちゃんのやさしい知恵に触れながら、旬のれんこんを冬の健やかな身体づくりに活かしてみませんか。
「れんこんが大好き」「旬の食材を活用して健やかに過ごしたい」という人はぜひ参考にしてみてください。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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れんこんは咳やのどの不調に寄り添う食材

先日、子どもと一緒にれんこんの収穫体験へ行ってきました。今回訪れたのは、愛知県愛西市にある無農薬でれんこん栽培をしている農家さんの畑。
親れんこんに子れんこんが連なっていて、長いものは1メートル以上(!)。泥の中からずっしりとしたれんこんが姿を現す瞬間は、まさに「旬の力」を感じるひととき。
冬に向かうこの時期、れんこんは栄養をたっぷりと蓄えていて、ぎゅっとパワーが詰まっています。
そして冬は、インフルエンザや風邪が流行し、咳が長引きやすい季節。乾燥によってのども荒れやすく、「夜だけ咳が出る」「のどがイガイガする」という声もよく聞きます。
そんなとき、旬のれんこんはやさしく寄り添ってくれる存在。昔から「咳にはれんこん」と言われてきたように、冬の不調に役立つ知恵がたくさん詰まっています。
▼れんこんの収穫体験から、れんこんの薬膳的効能&料理レパートリーまで、こちらの音声配信“養生ごはんラジオ”にて詳しくお話しています(約8分)

れんこんの薬膳的効能|生と加熱では作用が変わる

薬膳では、れんこんは「生食」「加熱」などの調理法によって作用が変わる、面白い食材です。
● 生のれんこん:熱を冷まし、炎症や咳に
生の状態では、れんこんは体のこもった熱を冷まし、
・のどの赤み
・炎症
・熱っぽい咳
に向いています。
私には、現在100才になる祖母がいます。昔から“おばあちゃんの知恵”では「のどが赤いときは生のれんこん」と言われてきた理由は、この薬膳の働きそのもの。
すりおろした汁は、のどの乾きや咳を鎮める食の知恵として大切に伝えられてきたものなんです。
● 加熱したれんこん:胃腸を助け、血を補う
一方で、火を通すと作用がガラッと変わり、
・胃腸の働きを助ける
・疲れやすい体を養う
・血を補う
という“滋養”の役割が強くなります。
子どもの咳にれんこんが使われてきた背景には、「気道を潤す」と「弱った体を養う」という二つの働きがあるからからかもしれません。
さらに、れんこんは乾燥で不足しがちな“潤い”を補う食材でもあり、冬の不調に寄り添う滋養たっぷりの食材です。
れんこんのおばあちゃんの知恵&おてあて方法
ここでは、昔から受け継がれてきた、れんこんのおばあちゃんの知恵&おてあて方法をご紹介します。我が家でも実践していますが、子どもにも取り入れやすいのが大きな魅力です。
① れんこん汁(生おろし汁)

昔ながらの民間のおてあといえば、まずはこれ。生のれんこんをすりおろして、お湯などを加えて飲むだけ。
「喉が痛い」「声がかすれる」ときに、とても心強い存在です。味に少しクセがあるので、お好みではちみつ少々を加えてください。
れんこん湯/すりながしスープ

れんこん湯は長く受け継がれてきた、やさしい飲みものです。しぼり汁は「生で飲む」のが基本ですが、家庭では温かくして飲むほうが子どもには飲みやすいかもしれません。
また、日々の食事で自然に取り入れたいなら、すりながしスープもおすすめ。すりおろしたれんこんを加熱することで、とろりとした優しい口当たりになります。
れんこんで冬の不調をやさしくケアしよう
11月末のれんこん収穫体験を通して、あらためて実感したのは、旬の食材には、その季節に必要な働きがあるということ。
冬は咳やのどの不調が増える季節ですが、そんなときこそ、れんこんのおてあてが大活躍します。
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旬の食材を上手に活用して、季節の不調を和らげていく。そんな昔ながらの知恵を、ぜひ暮らしの中に取り入れてみてくださいね。

