酷暑のモロッコ・サハラ砂漠で学んだ「ミントティー」|冷やし過ぎずにクールダウン
一年で最も暑さが厳しくなるこの季節。少しでも“涼”を感じたいと思うのは、きっと私だけではないでしょう。
こんな時節に、ふと思い出すのは、かつて旅したモロッコ・サハラ砂漠で出合った「ミントティー」です。
昼間は50℃を超える酷暑の中で、なぜ彼らは“熱い甘いお茶”を日常的に飲んでいるのか?ーーそこには、自然と共に生きる知恵が詰まっていました。
今回の記事では、私の体験をもとに、モロッコのミントティーの特徴や作り方を薬膳の視点とともにご紹介します。
〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

↑「食事で心身を整えたい」という女性に向けて、7日間の養生ごはん動画講座を無料プレゼント中!ご希望の方はこちらからご登録ください。
モロッコ・サハラ砂漠のミントティー

20代の頃、世界35か国以上を旅していた私が訪れたモロッコ・サハラ砂漠。気温はなんと50℃近く。
そんな環境の中、現地の方が差し出してくれたのは、意外にも“熱いお茶”でした。
それが、ミント・緑茶・砂糖を使った「ミントティー」。
一口飲むと、ふわっと香るミントとやさしい甘み、緑茶のほろ苦さが絶妙で、身体の中から涼やかになるような感覚に驚きました。
モロッコのミントティーの特徴|ミント・緑茶・砂糖を使ったお茶
モロッコのミントティーは、以下の3つで構成されています。
- フレッシュミント(現地では「ナナミント」が主流)
- 緑茶(主に中国産のお茶「ガンパウダー」)
- たっぷりの角砂糖
この組み合わせが、香り・甘み・苦みのバランスをつくり出しています。
ナナミントは、モロッコ原産のミントの一種で小さくて甘い香りがあります。
また、グラスに注ぐ際、ポットを高く掲げて注ぐのがモロッコ流。
これは香りを立たせ、砂糖と茶葉をしっかり混ぜるための合理的な工夫でもあります。
薬膳の視点から見る「モロッコの涼の知恵」
薬膳では、ミント・緑茶・砂糖はすべて“身体を冷やす性質”を持っています。
けれど、冷たい状態で摂ると内臓を冷やしすぎてしまうことも。
温かい状態で飲むことで「冷やし過ぎずに涼をとる」というのは、まさに理にかなった方法なのです。
サハラ砂漠は乾燥していて植物が育ちにくい環境ですが、ナナミントは丈夫で現地の気候にも合っていて、比較的栽培しやすいのが特徴です。
「身近なもので身体を整える」という点でも、日本の養生や薬膳と通じる部分があります。
このミントティーのように、海外にも、自然に寄り添いながら、暑い夏を健やかに過ごす知恵がたくさんあるなと感じます。
モロッコに「歯がない人」が多い?|甘いお茶がもたらす影響
モロッコでは、1日に何杯も甘いミントティーを飲むのが日常。
そのため、現地では「歯がない人が多い」と感じる場面も少なくありませんでした。
この背景には、口腔ケアや歯科医療の体制だけでなく、砂糖たっぷりのお茶を頻繁に飲むことが、虫歯や歯の喪失の理由のひとつになっているのではといわれています。
甘いお茶を飲むときには、飲み過ぎや飲んだ後の歯磨きを徹底するなど、注意が必要です。

わが家流の楽しみ方|ミントで旅気分
わが家の庭にも、近隣からのこぼれ種が芽を出して、いつの間にかミントが元気に育っています。
そのミントを摘んで、暑い日にハーブティーとして楽しむと、モロッコの思い出がふっとよみがえってきます(私は砂糖は入れずに楽しんでいます)。
かつてはバックパッカーをしていた私ですが、現在は小さな子どもや保護犬くんと暮らす日々。
以前のように気軽に旅に出ることは難しいけれど、こうして“お茶で旅気分”を味わえるのもいいなと思うこの頃です。
本場!モロッコのミントティーの作り方

ここでは、日本でも作れる、本場風のレシピを紹介しますね。
材料(作りやすい分量/2〜3人分)
- 緑茶(あれば中国の緑茶):小さじ2
- フレッシュミントの葉:ひとつかみ
- 砂糖:大さじ1~(お好みで)
- 熱湯:500ml
作り方
- 茶葉をポットまたは小鍋に入れ、少量の湯でさっとすすぎ湯を捨てる(茶葉のクセを除く)。
- ポットにミントと砂糖、熱湯を加えて1分ほど蒸らす
- 茶葉が開いたら、茶こしを使ってグラスに注ぐ。高くから注ぐと香りが引き立ちます。
食と養生の話をもっと知りたい方へ|養生ごはん動画講座をプレゼント中
モロッコのような遠い国の話も、養生や薬膳と深くつながっていて、日々の暮らしに取り入れられるヒントもたくさんあります。
▼ 食事で心身を整えたいという方へ。期間限定で「養生ごはん動画講座」を無料プレゼントしています(体質チェックシートなど3大特典付き)。
1カ月でご登録100名以上!「食事を見直したい」という方は、下の画像をクリックしてぜひお受け取りくださいね。

ミントを使ったお茶、暑さに疲れたときなどに試してみてはいかがでしょうか。
自然の恵みを上手に取り入れて、健やかに過ごせますように。
