特産品や郷土料理に関わる人必見|取材を受ける意外なメリットとは

特産品や郷土料理に関わる仕事をしている人のなかには「取材をさせてください」という依頼や相談を受けたことがある人も多いと思います。では、特産品や郷土料理に関わる人たちにとって、取材を受けるメリットはどんなところにあるのでしょうか。

ここでは、取材を受ける意味や意外なメリットについて、多数の取材をしてきた私の経験をもとにお伝えします。

〇この記事を書いた人…薬膳と郷土料研究家:松橋かなこ

取材を受ける一般的なメリット

一般的に、取材を受けるメリットは大きく2つあります。

特産品や郷土料理が多くの人に宣伝できる

特産品や郷土料理の取材を経て、メディアで紹介されます。これにより、さまざまな趣向を持つ、より多くの人々にその魅力を伝えることができます。こうした取材を積み重ねることで、特産品の販売促進やブランド認知の向上にもつながります。

社会からの認知度や信頼性が高まる

メディアで紹介されることによって、社会からの認知度や信頼性が高まります。ここでは「どんなメディアで取り上げられるのか」ということも大切なポイントです。商品のコンセプトやイメージに近いメディアで紹介されることで、その分野での信頼性をぐっと向上させることができます。

経験者に聞いた!取材を受ける意外なメリット

実際に取材を受けた人は、「取材を受けるメリット」をどのように捉えているのでしょうか。一般的なメリットとは異なる、意外な答えが返ってきました。ここでは、主なものを3つ紹介します。

頭のなかが整理できた

取材では特産品や郷土料理の特徴だけでなく、現在までのエピソードや将来の夢についても話を聞いていきます。誰かと会話をしているうちに、頭のなかで考えていたことが整理されていくーー。これは取材に限らず、よくある話です。

特に取材の場合は、当日の内容を成果物として後日確認することができます。「普段落ち着いて考える時間がない」という人こそ、取材を活用して思考を整理してみるのもいいかもしれません。

初心に戻ることができた

活動初期に抱いていた熱い想いは、時間の経過や日々の忙しさのなかで薄れていく傾向があります。取材では、活動を始めた動機や想いについてもお話を伺うので、必然的に思い出すことになります。

取材を通して動機や想いについて語ることで「活動を始めた頃の記憶が鮮明によみがえった」「初心にかえることができた」と話す人は多いです。

本当の「強み」がわかった

どんな人にも、ひとつやふたつは苦手意識やコンプレックスを持っているものです。しかし、取材でお話を聞いていると「(一見すると)ネガティブな事実・経験があったからこそ、現在の成果につながった」ということはよくあります。

本当の意味での強みを見つけるのは、自分だけではなかなか難しいもの。取材による他者とのやりとりを通して「本当の強みがわかった」「強みではないと思っていたことが強みだとわかった」と語る人を私は多く見てきました。

取材は活動のふりかえりや自己分析にも活用できる

取材の一般的なメリットとして宣伝効果や信頼性の向上などがいわれています。一方で、実際に取材を受けた人に話を聞いてみると、「頭のなかが整理できた」「初心に戻ることができた」「本当の強みがわかった」という声が多くありました。

こうした経験から、取材は外部に向けての広報活動という目的だけでなく、活動のふりかえりや自己分析の手段としても活用できるのではないかと考えています。

取材は、受ける側にとっても時間やエネルギーを要するもの。しかし、このようなメリットが得られるのであれば、取材を受ける意味や目的も変わってくるかもしれません。取材の依頼や相談を受けたときには、こうした視点からも検討してみてはいかがでしょうか。

●「5日間ステップメール講座」と「季節の養生ごはん便り(メルマガ)」を配信しています。ぜひご活用ください^^(登録後、いつでも解除できます)

●養生ふうどでは、郷土料理や食文化を「のこす」「つくる」「伝える」活動をしています。商品に関する取材やプロモーション支援の詳細はこちらからご覧ください。ご相談・お問合せもお気軽にどうぞ。