干しぶどう(ドライレーズン)の作り方|天日干し&トースターを活用すれば簡単!

夏の終わりから秋の始まりは、ぶどうがおいしい季節ですね。

ぶどうは、薬膳では「身体を潤す食材」。夏の暑さで乾いた身体を潤すのにぴったりの果物です。

ぶどうが大量にあるときや、「ぶどうを使って保存食を作りたい」というときにおすすめなのが、手作りの干しぶどう(自家製ドライレーズン)。

天日干しとトースターを活用すれば、初めてでも比較的簡単に作ることができます。今回は、干しぶどうの作り方を紹介します!

〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

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干しぶどう(ドライレーズン)を作ろうと思ったきっかけ

私の実家では、家庭菜園でぶどうを作り続けています。「ナイアガラ」というワイン用の品種の白ぶどうで、豊かな香りが特徴です。

レモンユーカリの木のそばで育てているからなのか、無農薬栽培でも虫に食べられることはなく、すくすく育っています。そして、我が家にも毎年大量のぶどうが届きます。

ぶどうは鮮度が落ちやすいので、新鮮なうちに干しぶどうを作ることに。何度か作っておいしくできたので、今回記事を書くことにしました。

干しぶどうの基本の作り方

干しぶどうの作り方は、「実を並べて天日干しをするだけ」です。

完成するまで数日かかるので、天気予報などで「天気のいい日が続くかどうか」を予めチェックするようにしましょう。

材料

・ぶどう 1~2房

まずは少量作ってみて、コツをつかんでみましょう。慣れてきたらまとめて作るようにするのがおすすめです。

作り方

1.ぶどうを房から外して、ザルなどに並べて天日で干す(夜は室内に取り込む)。

2.2日目の様子。個体差はありますが、全体的に少しずつ乾いてきました。

3.4日目の様子。一粒食べてみると、いい味になっていました。これで、干しぶどうが完成!

完成した干しぶどうは、清潔な保存容器に入れて、湿気を避けて保存します(冷蔵庫に入れるのがおすすめ)。

ポイント|トースターと併用すると乾きやすい

ぶどうの乾きが具合が思わしくない場合は、夜に室内に取り込んでから、オーブンやトースターなどで加熱してみましょう。

我が家では、100℃程度に設定して10分単位で様子を見ながら加熱しています。トースターで加熱すると色は悪くなりますが、確実に早く、乾燥させることができます。

種ありぶどうの干しぶどう

種ありぶどうをそのまま干すと、食べたときに「ジャリジャリ」とした食感が残ります。種を出しながら食べることもできますが、小さな子どもには少し難しいかもしれません。

そんなときには、半分に切って種を取り出してから干してみましょう。

半分に切ることで、丸ごと干すよりも早く仕上がります。ただし、小さいぶどうで作ると水分が飛んで「皮だけになってしまった!」ということも。

様子を見ながら、干す時間を調整してみてくださいね。

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干しぶどうを手作りして、長期間おいしく食べよう

干しぶどうは、ぶどうを天日で干すだけで手軽に作ることができます。自然な甘さがあるので、お茶請けにもぴったりです。

旬の食材をおいしく大切にいただくことで、私たちの心身を整えていきたいですね。

ぶどうが大量にあるときには、干しぶどうを手作りしてみてはいかがでしょうか。


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