「心と身体を整える食のレッスン vol.1竹」終了しました!

2023年6月7日(水)開催の郷土料理イベント「心と身体を整える食のレッスン vol.1竹」(竹々木々工房さんとのコラボイベント)が無事に終了しました。

今回のレッスンは、たけのこ(幼竹)の試食や竹皮を使ったワークショップとともに、竹林の現状を知り、食のあり方や竹との向き合い方を考えるというもの。

ここでは、当日の様子や参加された方々のコメント、イベントを終えて感じていることについてお伝えします。

〇この記事を書いた人……薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ

「食」から環境について考える機会にしたい

コロナ禍ではイベントや教室をお休みしていたので、私にとっては3年ぶりの対面でのレッスン。実は、企画がスタートしたときから「参加者は集まるかなぁ」「どんな人たちが参加してくれるのだろう」とドキドキの連続でした。

今回一緒にイベントを主催した竹々木々工房(ちくもくこうぼう)さんは、愛知県豊田市の奥地で活動しているグループ。「メンマづくり」を主軸にして、竹林整備や里山の環境保全などの活動をしています。

「食から環境について考える機会にしたい」「(たけのこを味わうだけでなく)竹林や里山の課題についてより多くの人たちに知ってもらいたい」というのが、イベントを企画した大きな目的でした。

〇「心と身体を整える食のレッスン vol.1竹」の詳細についてはこちらから

竹好きな人がこんなに集まるなんて!

久しぶりのレッスンでドキドキしていたものの、結果的には、ほぼ満席でレッスンが開催できました。

何よりも驚いたのは、「竹が好き」という参加者が多かったということ。

「竹が好き」という意味は人それぞれで、メンマが好きな人や竹細工をしている人、竹林の整備に関わっている人などもいました。そのほか「荒れた竹林の手入れに困って参加した」という人も。

そこで、事前に用意していたお話はそこそこに切り上げて、参加された方々で意見交換してもらう時間をたっぷりと設けました。

アンケートでは「竹についての考え方が変わった」「竹についての向き合い方のヒントになった」という感想がたくさんありました。

幼竹を使った試食や竹皮に触れる時間も

今回のレッスンでは、竹をより身近に感じてもらうために、たけのこの試食や竹皮のワークショップをご用意しました。

当日ご用意した試食はこちら。幼竹を使った料理2品と甘さ控えめの青梅のシロップ煮、笹を使った養生茶。梅雨の養生ごはんについてのお話もさせていただきました。

竹々木々工房の代表を務める大山侑希(ゆうき)さんから竹林の現状や活動内容について説明をした後、3種類の竹皮を使ったワークショップも行いました。

竹の種類によっても竹皮の模様や手触りが異なります。珍しい竹皮もあって、みんな興味津々!

古民家からお庭を眺めながら、たけのこの試食や竹皮のワークショップとともに、みんなで竹林や環境について真剣に考えるーー。私にとっても、なかなか体験できない貴重な時間になりました。

参加された方からは「(実際に会って体験や話をすることで)五感ではなくて六感も使っているような気がした」という声もありました。

人間にも地球にもやさしく生きたい

今回のレッスンをふりかえって「人間にも地球にもやさしく生きたい」という人がとても多いことに気が付きました。

人と地球にやさしい生き方を考えるとき、食の役割はとても大きいと感じています。養生ふうどでは、郷土料理イベントなどを通して、そんな生き方のヒントになるような活動をこれからも続けていきたいです。

参加者の皆さん、竹々木々工房の大山さん、ありがとうございました!またお会いできる日を楽しみにしています。

〇次回の「心と身体を整える食のレッスンvol.2」のテーマは「ぬか漬け」です。詳細・予約方法はこちらからご覧ください。

●「5日間ステップメール講座」と「季節の養生ごはん便り(メルマガ)」を配信しています。ぜひご活用ください^^(登録後、いつでも解除できます)

〇養生ふうどでは、薬膳や郷土料理をテーマに活動をしています。薬膳や郷土料理の魅力を体験できるイベントを不定期で開催しています。イベントの開催スケジュールはこちらからご覧ください。郷土料理の魅力を伝える「郷土食サポーター」も随時募集しています。ご相談・お問合せも、お気軽にどうぞ。